基礎トレーニング2カ月+バルクアップトレーニング2カ月+パワートレーニング2カ月=6か月間1サイクルのプログラムです。
足まわし(ROM運動)
坐骨神経痛は、背骨の土台となる仙骨や背骨自体がゆがんで起こる坐骨神経のけん引が大きく影響しています。ですから、坐骨神経痛の改善・解消には、第一に仙骨や背骨のゆがみを正すために、仙腸関節をゆるめることが重要なのです。
仙腸関節が固まっている人は、足の動きが三角形になるなどして、きれいな円を描けないものですが、できないからといってあきらめてしまわないでください。できない人こそ必要なので、しっかり取り組むようにしましょう。継続するうちに仙腸関節がゆるみ、自然に円を描けるようになります。正円にどれだけ近づけたかで、仙腸関節のゆるみ具合を判断することができます。
特にお尻周辺の緊張がきつい方にお勧めします。
胸ひらき(ROM運動)
胸椎からは肺、心臓、胃、膵臓、肝臓、胆嚢、腎臓などの内臓に伸びる自律神経の出所となっています。
そのため胸椎のゆがみは、神経の伝導以上を起こし、内臓壁が硬くなり呼吸器・循環器・消化器といった内臓の機能低下を引き起こすと考えられます。
誤嚥(食べ物が誤って気道に入る状態)・ぜんそく・息切れ・胃もたれなどの症状に悩まされている方におすすめします。
坐骨神経ストレッチ(神経ストレッチ)
坐骨神経ストレッチを行う目的は主に2つです。一つは、硬くなった坐骨神経の柔軟性を取り戻すこと。もう一つは、上体たおしで仙骨や背骨を矯正しやすくするためです。
仙骨や腰椎(背骨の腰の部分)がゆがむと坐骨神経がけん引され、過度に緊張します。そして坐骨神経から柔軟性が失われて伝導異常を起こした結果、足腰にしびれや痛みを引き起こします。
そこで坐骨神経ストレッチでは、硬くなった坐骨神経を気持ちの良い程度に伸ばし、神経の緊張をゆるめます。このとき、足にツンとくるような痛みを感じることもありますが、この痛みこそが神経が伸びている感覚です。
こうして硬くなった坐骨神経は柔軟性を取り戻し、痛みやしびれも改善に向かいます。
また、坐骨神経に柔軟性が回復すると、周囲の筋肉の張りや突っぱり感が和らぎ、上体たおしを行ったときに仙骨や背骨を矯正しやすくなります。
特に脚の痺れ、痛み、こむら返りになりやすい、むくみやすい、冷えやすい、脚痩せしたい方にお勧めします。
上体たおし(ROM運動)
上体たおしは、腰椎(背骨の腰の部分)、仙腸関節(骨盤の仙骨と腸骨の間にある関節)、股関節の硬直を同時にゆるめ、さらにこれらの関節のゆがみを改善させる効果的な体操です。具体的には腰椎の水平方向のねじれ(捻転)、仙骨の傾き、股関節の内側へのねじれ(内旋)を正常な方向へ矯正することができます。
こうして腰椎や仙腸関節の硬直がゆるみ、正しい方向に矯正されれば、けん引されて過度に緊張して硬くなった坐骨神経がゆるめられ、坐骨神経痛によるしびれや痛みも改善に向かっていきます。
本来、骨のゆがみを正すというと、専門的な知識を学んだ人による施術が必要となるものです。しかし、上体たおし、専門知識を持たない一般の人でも、正しいやり方で継続して実践していけば、自然と腰椎や仙腸関節などに起こっているゆがみを矯正することができるのです。実際にこの体操を行い、仙骨のゆがみが改善できた人も沢山いらっしゃいます。
特に腰周辺痛みがきつい、ウエスト痩せしたい方にお勧めします。
バックキック(筋力トレーニング)
なぜ、坐骨神経痛になるのかと聞かれることがあります。そのとき私は「筋肉が弱いからです」と答えます。みなさん、体をひねってしまったからとか、重たい物を持ったからとよくおっしゃいますが、それはきっかけにすぎないのです。
また、姿勢が悪いから坐骨神経痛になったという人もいますが、姿勢が悪いのも、筋肉が弱くて体を支えられなくなっていることが原因です。
これ以上に症状が悪化しないように、固まった関節をゆるめ、ズレを矯正して、筋肉がつくのを待つ。坐骨神経痛を改善する道のりで大切なことです。大殿筋や多裂筋がしっかりとついている人には、坐骨神経痛の人は少ないのです。
特に仙骨が後ろにずれやすい、股関節がずれやすい、ヒップアップしたい方にお勧めします。
ハイエルボーローイング(筋力トレーニング)
なぜ、肩が巻き込むのかかと聞かれることがあります。そのとき私は「背中の筋肉が弱いからです」と答えます。みなさん、背中を丸くしているからとか、パソコン・ゲームばかりしているとよくおっしゃいますが、それはきっかけにすぎないのです。
これ以上に症状が悪化しないように、固まった関節をゆるめ、ズレを矯正して、筋肉がつくのを待つ。肩の巻き込みを改善する道のりで大切なことです。肩甲骨を真ん中に寄せる菱形筋がしっかりとついている人には、肩の巻き込みの人は少ないのです。
特に猫背、肩が巻き込んでいる、腕や指の関節に症状が出ている方にお勧めします。
アトラス矯正(セルフ矯正、仙骨枕)
頸椎は、頸椎1番から頸椎7番まであります。それぞれの椎骨は靱帯でつながり、積み重なっているだけなので、背骨の重心がずれるとゆがみが起こるだけでなく、頚椎の上には頭がありますので、7-8キロある頭の重心がずれることでもゆがみが更に起こるのです。
頸椎症による首・肩、手腕の痛みやしびれは、頸椎のゆがみに伴って神経が引っぱられ、神経の伝導異常による過緊張が起こると考えています。
特に頭痛、目の疲れ、めまい、耳鳴りのある方にお勧めします。
肩こり神経ストレッチ(神経ストレッチ)
仙骨が後ろにずれると、体のバランスを保つために代償姿勢をとります。代償姿勢とは背中が丸くなり、頭が前に出ている猫背のことです。
頭が前に出ることで頚椎のバランスを保つために、頚椎の1番と7番が後ろにずれるのです。
頚椎の1番と7番が後ろにずれることで、首・肩・腕の運動と知覚を支配する腕神経叢が引っ張られ、神経の伝導異常が起こり、肩こりとして感じます。更に悪くなると首・肩・背中にわたる僧帽筋が硬くなり、肩こりがきつくなるのです。
特に肩、肘、手首、指の関節に問題を抱えている方、腕痩せしたい方にお勧めします。
私はエアロバイクを使って、週3回40分間運動強度40%で有酸素運動をしています。それは体脂肪や血中脂肪を燃焼させて、生活習慣病である動脈硬化から起こる脳卒中や心筋梗塞を予防します。